ファイアーエムブレム無双 風花雪月をプレイしてみた感想です。
ファイアーエムブレム無双 風花雪月とは
ファイアーエムブレム無双 風花雪月とはコーエーテクモゲームスのゲームです。ファイアーエムブレムシリーズはもともとはユニット(自分のキャラクター)をマップ上の指定位置まで移動して、敵キャラクターに攻撃するゲームです。それをアクションゲームの無双ゲームに落とし込んだものが本作となります。
元になったゲームは、ファイアーエムブレム風花雪月。これは3勢力のどこか1勢力に味方し、フォドラ大陸を巻き込んだ騒乱に身を投じる物語です。3勢力それぞれの立場や目的に応じてストーリーが変化するのですが、その点が風花雪月の大きな魅力となっています。
ファイアーエムブレム無双 風花雪月は、元のゲームのアナザーストーリーのような展開が待っています。3勢力のうち1勢力に味方する点は同じですがストーリーはだいぶ変わっています。本家とはまた違ったストーリーとなっているので、本家をプレイ済みでも楽しめますね。
ストーリーについて
ストーリーは本家・ファイアーエムブレム風花雪月とはだいぶ変わっています。3勢力のうち1勢力がフォドラ大陸を統一しようとする、という大筋は同じですがストーリー展開や関係者のかかわり方が大きく変わっています。
主人公は、本家のベレト(または ベレス)とは違う傭兵となっており、物語序盤の職業も違っています。本家主人公は士官学校の教師でしたが、本作では生徒となります。そのため、各学級の生徒たちとのかかわり方も変わってきます。同じ生徒として関わるので同級生感が強いですね。本家では生徒たちという感覚でしたが、無双では友達って感じがします。
この友達感ってのが良いんですよね。本家をプレイしているときにも、こんな同級生がいたら友達になりたいなぁって思いながらプレイしていたので、無双で友達っぽくなれるのが良いですね。
支援会話で、リシテアと同じ目線で「子ども扱いしている・していない」論議をしていたのは面白かった。先生と生徒ではこんなやりとりしないよねって会話なのでほのぼのします。
少しネタばれ
まだ2勢力のストーリーだけしかプレイしていませんが、どうやら各勢力2ルートあるようですね。なので合計6ルートはあるっぽい。
簡単に入れるルートの方をクリアしましたが、若干の消化不良感があります。「あの敵はどこいったの?」、「あのキャラクターのその後は?」、「このキャラクターがいたらこの展開はなさそうだけど、どこいった?」などなど気になる点が多数残っています。もう一つのルートに入れば、いろんな謎が解けるんですかね。それを楽しみに残りのルートもプレイしていこうと思います。
アクションについて
無双系のゲームであるので、本家ファイアーエムブレムと違いアクションゲームとなっています。基本アクションは他の無双ゲームと同様に「弱攻撃」と「強攻撃」となります。弱攻撃を数回したあと、強攻撃といった操作で攻撃アクションが変わります。また無双ゲージをためて「無双奥義」という強力な技を放つのも他の無双ゲームと同じです。
異なってくるのは「覚醒ゲージ」かなと思います。覚醒は無双奥義と同じようにゲージがあり、それを溜めて起動するものです。覚醒中は通常通り攻撃ができ、その攻撃で敵のスタンゲージを減らしやすくなります。覚醒中の攻撃で敵のスタンゲージがみるみる減っていくのは爽快感がありますね。
また、各キャラクターには兵種があります。兵種とは騎馬や傭兵、メイジ(魔法使い)といった役職で、それぞれ装備できる武器やアクション、技が異なってきます。各キャラはメインの兵種がありますが成長のさせ方でどの兵種にもなれます。その点は自由度が高いゲームだなと感じています。本来は魔法使いのキャラクターに剣を持たせて派手なアクションをさせる、などといった楽しみ方もあります。私はドロテアやメルセデスをアサシンにしています。
感想
ファイアーエムブレムと本作では、ゲームジャンル自体が全く異なるのでどうなるのか期待半分、不安半分でした。しかし実際にプレイしてみると、アクションゲームとしての出来もかなり良いし、ファイアーエムブレムの魅力(ストーリー、支援会話、兵種による有利不利のかけひきなど)も落とし込めているのでかなり満足しています。無双ゲームとしては満足ですね。
ストーリーについては、「少しネタばれ」に書きましたが若干うーんと思うところはありますが、おおむね満足いくものとなっています。本家のファイアーエムブレム風花雪月とはまた違ったストーリーになっているのもGood。アナザーストーリーとして楽しんでいます。
ファイアーエムブレム無双 風花雪月は「ファイアーエムブレム風花雪月」をもとに作られているゲームですが、このゲームからファイアーエムブレムに入るのもいいかもしれません。その際は是非もとのゲームもプレイしてみてほしいですね。面白いですよ。
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