勝利の女神:NIKKE

【勝利の女神:NIKKE】PROJECT MATIS【感想】

勝利の女神:NIKKE
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2026年7月に開催されたPROJECT MATISのイベントについての感想を書いていきます。

概要

アークの3大企業の一つであるミシリス。その最強部隊のメティスの誕生を描いた物語。

当時のCEO・エンメには二人の娘、ジエンとシュエンがいた。二人のどちらにCEOを継がせるかを思案していたエンメに、妹の方のシュエンがニケの設計図を持ってきた。その設計図が決定打となりエンメはシュエンにCEOの座を渡すことにした。

設計図をもとにミシリスの技術者だったマクスウェルと共にシュエンはプロジェクト・メティスを始動し、最初のメティスであるラプラスを作り上げたのだった。

しかし、マクスウェルはシュエンのしでかした事実を知りミシリスを去る決意をしたのだったが…

プロジェクトメティスの感想(ネタバレ含む)

概要の方では、メティス誕生の物語と書きましたが、私的にはシュエンとマクスウェルの物語だと感じました。シュエンの生い立ちとマクスウェルがなぜニケになったのかを描いた、NIKKE世界を知るうえで大切なストーリーですね。

シュエン

シュエンはミシリスCEOのエンメの娘ですね。指揮官(プレイヤー)からしたら、憎たらしい子供という感じでしょう。少なくとも私はプレイ当初から今に至るまで、そう感じています。でもそこも含めて好きなキャラクターです。友達になれるならなってみたいですね。

幼 シュエン

本イベントではシュエンの怪物性について、書かれていたことは印象的ですね。

父エンメは本当にどうしようもないくらい酷い人物だと思いますよ。シュエンが本当に欲しているのは「愛情」であることを知りつつ、それを与えない。エンメの目的は欲するものを渇望することで成長するシュエンの「ニケの設計」の才能だったんですよね。

エンメの目論見通り、シュエンは最高のニケの設計をして最強のニケ部隊を作り上げました。

しかし父からの愛情を得られなかったシュエンはかなり歪んでしまっているのです。

自分の大事なものを奪おうとしてくる理事会のメンバーに脅しをかけるまでは良かった。なのに、直接手を下したわけではないが、命を奪う結果となったのだ。それを「仕方なかった」と考えている節がある。安易な方法を取り、人を人と思わないような行動を選択してしまっている。

プレイヤーが知る通り、シュエンは傲慢でニケを「鉄くず」と呼び尊重しない態度が多いが、その大本となったのはエンメのせいだろうね。エンメが愛情をもって接していれば何か変わったのかもしれない。

その他にもお付きのメイドの死亡とニケ化、マクスウェルのニケ化もかなりシュエンの心に傷を残しているよね。

ニケ化の選択を迫る事態を起こしたのはジエン。だけど、選択したのはシュエンなんだよね。マクスウェルの意向を知っていたのだが、それでもニケ化したのはシュエンなんだよ。

シュエンにとってマクスウェルは、唯一愛情をもって接してくれた人物なのだから失うのは怖いだろう。そしてシュエンにとって「ニケ化」とは、死ぬのと変わらないと印象付けたのもマクスウェルの事件ですね。その一方で自分の希望でもあるんだよなぁ、ラプラスとかさ。

笑顔 シュエン

シュエンよ強くあれ。

マクスウェル

マクスウェルは人間時代、ミシリスの技術者でした。そのことは当初より本人(ニケ・マクスウェル)の口から語られていた通りでした。

人間・マクスウェル

しっかしねぇ、なんか人間・マクスウェルは悲しい結末を迎えましたよね。

人間・マクスウェルはニケになることについて、「自分ではなくなる」と感じていたようです。自分がニケになるという事は、人間・マクスウェルの脳を使った作られたニケが出来るということ。つまり、死ぬと言う事と同義だと感じていたのです。

研究のためにニケになったエイブという存在がいますが、彼女は人間時代から自認が変わっていません。実際のところどうなの?って問題ではなく、ニケに対するマクスウェルの考えというところなんでしょうね。

マクスウェルは技術者らしく割り切った性格をしているなと感じましたが、それでも人間らしく愛情を持っている人物ですね。辛い状況にいたシュエンを見つけてから何かと世話を焼き、CEOにもシュエンの事で意見していましたし。

シュエンのことは最初こそ面倒くさいと思っていたのでしょうが、誰よりも愛情を注いだのが他人であるマクスウェルだった。父エンメでもなく、姉ジエンでもなく。いや、ジエンは曲がった方向から愛情を注いでいたな、あいつも怪物ですね。

マクスウェルはシュエンと共に最初のメティス・ラプラスを作り上げたのですが、その裏で起きていたシュエンと理事会の事件を知りシュエンの元を去ることを決意していた。

これも悲しいね。誰よりもシュエンの事を大切に想い真っすぐ進めるように見守ってきたのにね。シュエンは誤った道に進んでしまったのだ。マクスウェルのその時の心情を察すると私も辛くなるね。

その後ジエンの計略により瀕死の重傷を負いニケとなるが、ニケ・マクスウェルは人間の記憶は持ちつつも自認が異なる様子。人間・マクスウェルは元になった存在であり、自分とは違う存在と自認しているみたいですね。

これについては、「記憶がないフリをしている」や「人間としては死亡」など、プレイヤー間でも意見が割れるところ。

私は「人間としてのマクスウェルは死亡した」と思っています。ニケの記憶を操作するNIMPHが、人間・マクスウェルの強い想いに反応して、記憶と人格を操作して記憶だけを引き継いだんじゃないかと思っています。

メタ的なことを言えば、現状どちらともとれるので物語次第では「実はシュエンのために演じていました」という事もあると思うけどね。でもその場合、マクスウェルの精神が持たないんじゃないかな。

なんにせよ、人間・マクスウェルにとって現状は受け入れにくいんじゃないかという感想です。

あとね、プレイヤーとしてはマクスウェルに人間時代のスキンを着せるのはかなり辛いよ。望んでニケになってないし、何よりなりたく無いって思ってた人だからね。辛いわ。。。

着せるけど。

ラプラス

ラプラスはヒーローに非常に固執するニケという印象がありますね。

最初期のイベント・High Tech Toyのころから、全てのニケはヒーローにならなければならない。とか言ってたしね。

当時は思想強い!って思いましたがその理由が今回のイベントで見えてきました。

ラプラスはアークの中でも貧しい家庭の生まれのようでした。食べるものもなくやせ細った体で、弱い存在。そんな中でもヒーローに憧れ強く在ろうとしていた。

そんなときミシリスからヒーローになる者の募集があることを知り、応募したのですね。紆余曲折あり応募に合格し、シュエンの設計図をもとにニケとなったラプラス。

自分の体が強くなった時のラプラスは嬉しそうでしたね。そして精神性や人格は人間時代から変わっていません。

このラプラスとマクスウェルが本イベントでは対比関係になっているように思えました。ヒーローになるためにニケになることを選んだラプラスと、ニケにになることは死ぬのと同義だと考えるマクスウェル。

ラプラスはニケになっても魂は死なないと思っており、マクスウェルは死ぬと考えている。この辺りがNIKKEの世界観を広げたように思えます。魂はどこにあるのかという深い問いみたいだなと、私は勝手に思っていた。

最初の話に戻すと、ラプラスはシュエンに対して自分がシュエンのヒーローになると宣言している。それは当然ラプラス自身に対する宣誓でもあったと考えているけど、おそらくその後のシュエンの状況を感じ取り「すべてのニケ」に対しても同じだと考えるようになったんじゃないかな。

シュエンにとってニケはヒーローでなければならない。そうあるべきなのだと。

ドレイク

本当に一言もしゃべらずにイベントが終わった。彼女の深堀イベントも当然あるんですよね。期待していますよ。

エンメ

ビジュアルはカッコいいよ。でもてめぇは最低だね。

ジエン

現在よりもより怪物然として怖さがあったよ。シュエンの事はたいして気にかけていない 、または、道具としてしか見ていないと思っていましたけど、姉として大切に想ってそうですね。

その想い方や思考が通常じゃありえないと思いますけど。そこがキャラクターとしての魅力だな。

ビジュアルは好きなんですよね。

最後に

イベント「プロジェクトメティス」はシュエンとマクスウェルの物語だと感じました。

シュエンが如何にしてミシリスのCEOになったのか。そしてマクスウェルがなぜニケになったのか。

このイベントは名称から当初はラプラス・マクスウェル・ドレイクの話かと思っていましたけど、ふたを開ければシュエンがメインの話でした。

シュエン憎しの人も、好きな人も心に刺さったんじゃないかなと思っています。他の人の考察読むのも面白いです。

それだけ、多くの人に刺さったストーリーだったんじゃないでしょうか。

アーカイブに追加されたらまた読もう。

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