レザークラフトをやっていますが、革の裁断にはオルファ社の別たちを使用しています。
ある程度作品を作れるようになってきたので、今度は「漉き(すき)」の技術を身に着けたく思い、道具を増やすことにしました。
レザークラフト 漉き(すき)について
漉き(すき)とは、革を薄くする技術です。
漉きには革全体の厚みを薄くする方法や革の端の接着面を薄くする方法があります。
私はレザーで財布をよく作るのですが、パーツを重ねていくとどうしても厚みが出てしまいます。
厚みが1mmのレザーを使用していても、3枚重ねたら3mmの厚みになってしまいます。3mmって結構ワイルドな厚さなんですよね。
ワイルドな作品を作るのだったらそれでもいいのですが、厚みを抑えてスタイリッシュな財布を作りたい場合は「漉き」を覚える必要があります。
私は革の裁断にオルファ社の別たちを使用しています。別たちでも「漉き」を出来ないこともないですが、新品の刃でないと出来ないです。
何度か使用した別たちで漉いてみようとしましたが、全然切れず革がボロボロになりました。
それに切れないと余計な力が加わって刃が飛び出す可能性があり危険です。
「漉き」では刃の切れ味が大事になってきます。そのため、切れ味を維持できる革包丁を購入することにしました。
購入した革包丁
購入した革包丁はクラフト社の秀次(39mm幅)です。
刃の幅がこのくらい大きいと、財布のような広い範囲の「漉き」をする場合、効率的かなと思いこれに決めました。
作りかけのマネークリップで試してみましたが、切れ味が良くとても使いやすかったです。
幅が広いので予想通り、広い範囲を漉くことが出来るので作業効率もよかったです。
また、別たちは刃がちょっと動いてしまうのですが、革包丁は刃が柄にしっかり固定されているので作業中に動くことがなく作業しやすかったですね。
値段もお手頃で購入しやすいのはポイント高いですね。
何度か使ったら砥石で研いで新品同様の切れ味に戻していこうと思います。
購入した砥石
革包丁と同時に購入した砥石はシャプトン社の「黒の黒幕 #1000」です。
この砥石はレザークラフト系のYoutubeチャンネルで紹介されていたものです。参考にさせていただいているチャンネル様ですので、同じ道具を使ってみようと思い購入しました。
革包丁の切れ味が落ちてきたらこれを使って研いでみます。
包丁の研ぎも技術が必要なことなので、研ぐ技術も磨いて、よりよいレザー作品を作れるように精進していきます。
購入品リスト
今回購入したリストをまとめます。
- クラフト社の秀次(39mm幅)
- 黒の黒幕 #1000
レザークラフト初心者や初級者はオルファ社の別たちでたくさんの良い作品を作れると思います。実際私も別たちをつかって財布やコインケース、カバンを作っています。
しかし、「漉き」をやろうとするとどうしても刃の切れ味がものを言います。
別たちだと研いで切れ味を復活できませんので、革包丁は必須道具だと思います。
「漉き」をやろうと思う方は、革包丁と砥石を購入してみてはいかがでしょうか。
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