はじめに
Linuxの勉強のため、無償利用できるCentOSを使用します。CentOSはRedhat Enterprise Linuxと関係のあるOSです。詳しくは「CentOS RHEL」などのキーワードで検索してみてください。
この記事は、私がVMware Workstation Player上の仮想環境にCentOSを構築した手順を記載しています。以下がインストールするソフトウェアとホストOSです。
ソフトウェア | バージョン | 備考 | |
---|---|---|---|
ゲストOS | CentOS Linux | 8(2004) | |
仮想環境 | VMware Workstation Player | 15.5 | |
ホストOS | Windows 10 Home | 1909 | 本体機種:LAVIE |
次節からソフトウェアの入手先とインストール手順をご紹介いたします。
ダウンロード
CentOSを入手します。ダウンロード先は以下です。
Download
私は以下の手順でダウンロードしました。
- CentOS Linuxの「x86_64」をクリック
- 複数のURLが表示されますが、「.ac.jp」ドメインの
「http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/8.2.2004/isos/x86_64/」
をクリック - 「CentOS-8.2.2004-x86_64-dvd1.iso」をクリック
仮想環境へのCentOSのインストール
仮想環境にCentOSをインストールします。手順は大きく二つ、①仮想マシンの作成、②仮想マシンへのCentOSのインストールです。
仮想マシンの作成
仮想マシンの作成手順は次の通りです。VMware Workstation Playerのインストールについてはこちらを参考にしてください。
- VMware Workstation Playerを起動し、「新規仮想マシンの作成(N)」をクリック
- 「新しい仮想マシンウィザード」が表示されたら、「後でOSをインストール(S)」にチェックを入れ、「次へ(N)」をクリック
- 「ゲストOS」欄の「Linux(L)」にチェックを入れる。「バージョン(V)」欄で「Cent OS 8 (64bit)」を選択し、「次へ(N)」をクリック
- 「仮想マシン名(V)」、「場所(L)」は変更せず、「次へ(N)」をクリック
- ディスク容量指定は変更せず、「次へ(N)」をクリック
- 「完了」をクリック
CentOSのインストール
次にCent OSをインストールします。
- VMware Workstation Player上で、先ほどで作成した仮想マシンを選択する
- 右の下にある「仮想マシン設定の編集(D)」をクリック
- 「CD/DVD(IDE)」を選択。右の接続欄の「ISOイメージファイルを使用する(N)」をチェック。「参照(B)」ボタンをクリックし、ダウンロードしたisoファイルを指定し、「OK」をクリック
- 「仮想マシンの再生(L)」をクリック
- 「CentOS Linux 8」と画面に表示されたら、画面のどこかをクリックしてEnterキーを押す。
画面が変わり、チェックが始まりますので終わるまで待ちます。 - インストール画面が表示されます。下の入力欄に「ja」と入力し、「日本語」を選択し、「続行」をクリック
- 「インストール概要」画面でキーボード、言語サポートが日本語であることを確認して「インストール開始」をクリック
※時刻と日付がありますが、勉強環境を作るだけなので編集していません。 - 「rootパスワード」をクリックして、パスワードを設定してください。
※rootパスワードは、rootという管理者ユーザーのパスワードです。めちゃくちゃ大事なので忘れないでください。 - 「ユーザーの作成」をクリックして、ユーザーを作成してください。
※こちらは一般ユーザー - 「再起動」をクリック
- 再起動したら、「初期セットアップ」画面で「License Information」を選択し、ライセンスに同意する。
- ライセンス同意したら、起動するので「9」で作成したユーザーでログインする
CentOSのインストール(事後処理)
以上でインストールは終わりです。以下、事後処理としてCD/DVDドライブの設定を元に戻します。
- インストールが完了したら、VMwareの「Player(P)」→「管理(M)」→「仮想マシン設定(S)」をクリック
- 「CD/DVD(IDE)」を選択。右の接続欄の「物理ドライブを使用する(P)」をチェックし、「OK」をクリック
次はCent OSの基本的なコマンドを説明します。
書籍紹介
以下、ご参考までに書籍紹介です。勉強するにはやはり書籍です。頭から読む必要はなく、CentOSでつまづいたら該当箇所を読みましょう。
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