分岐処理
プログラムで何か実行するときに、いろんな条件によって処理を分けたいときがありますよね。何かの条件で処理を分けることを「分岐」って言います。例をあげれば↓
- 自動販売機で160円以上お金が入った → 商品のボタンを光らせる
- タイマーが10分を過ぎた → 音を鳴らす
- パスワードが一致した → ログインさせる
こういった「何かの条件に当てはまった」場合に、「処理を実行する」ことを分岐処理って言います。
次からは、C言語での分岐処理の書き方です。めちゃめちゃ簡単に書いています。
・C言語 初心者
・C言語の分岐処理の基本的な書き方を知りたい人
分岐処理の書き方
C言語の主な分岐処理は「if文」です。基本的な書き方は以下
if (条件式){
処理
・・・
・・・
}
上のコードは「条件式に当てはまるものは{ } 内の処理を実行する」というもの。条件式に当てはまらなければ{ } 内の処理は実行しません(スキップする)。
条件式には次のようなものがあります。
条件式 | 説明 |
---|---|
A == B | AとBが等しい(一致する) |
A != B | AとBが等しくない(一致しない) |
A > B | AがBより大きい |
A < B | AがBより小さい(AがB未満) |
A >= B | AがB以上(AがBと等しいか、大きい) |
A <= B | AがB以下(AがBと等しいか、小さい) |
この他にも「条件式に当てはまれば、処理1を実行する。条件式に当てはまらなければ、処理2を実行する」場合は以下のように書きます。「else」の{ }内が条件式に当てはまらなかった場合に実行する処理です。
if (条件式){
処理1
・・・
} else {
処理2
・・・
・・・
}
他にも
- 条件式1に当てはまれば、処理1を実行
- 条件式1に当てはまらないが、条件式2に当てはまるなら、処理2を実行
※微妙にニュアンスが違うかも… - 条件式1にも条件式2にも当てはまらないなら、処理3を実行
これを書くなら以下のようになります。
if (条件式1){
処理1
・・・
} else if (条件式2){
処理2
・・・
・・・
} else {
処理3
・・・
・・・
}
などなど、このような記述の仕方があります。
以下は、私が作ったサンプルコードと実行結果です。
・所持金が1,000円ちょうどか?
・所持金が1,000以上か?
これを訪ねるプログラムです。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int money;
//---1000円ちょうど持っているか?---
money = 1000;
printf("Q: ちょうど1000円持っていますか?\n");
if(money == 1000){
printf("A: ちょうど%d円持っています。\n",money);
}else{
printf("A: 1000円ちょうどは持っていません。\n");
}
printf("\n");
//---1000円以上持っているか?
money = 1200;
printf("Q: 1000円以上持っていますか?\n");
if(money >= 1000){
printf("A: はい、%d円もっています。\n",money);
}else{
printf("A: いいえ、所持金は1000円未満です。\n");
}
return 0;
}
実行結果は以下です。ソースコードを読んでみて結果があっているか確認してみてください。確認するってことが大事です。
[testuser@localhost C]$ ./a.out
Q: ちょうど1000円持っていますか?
A: ちょうど1000円持っています。
Q: 1000円以上持っていますか?
A: はい、1200円もっています。
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